このプロジェクトについて
現在の子育て支援制度は、従来より対象範囲が広がり、幼児教育・保育の無償化、高校授業料無償化、医療費助成の拡充など、経済的支援は確実に充実しています。
しかしその一方で、制度の狭間から支援につながりにくい家庭や、生活困窮世帯においては、教育格差や体験格差といった課題が依然として残っています。
子どもの貧困は親の収入格差だけの問題ではなく、学びや遊び、体験機会の不足へと波及し、将来の選択肢を狭める「負の連鎖」を生み出します。
この連鎖を断ち切るためには、すべての子どもが安心して過ごせる環境と、当たり前の体験機会を保障する支援が求められています。
そこで本プロジェクトでは、「ぴっぴシッター(託児事業)」の活動を基盤に、子どもたちが家庭環境に左右されることなく、のびのびと安心して過ごせる場を提供します。
また、子育て・仕事・家事を一人で担うワンオペ状態にあるひとり親を支援し、日々「自分のことを後回しにしてしまう」状況からの回復(セルフケア)を促します。
さらに、ひとり親家庭の子どもたちが、新しい体験だけでなく「子どもなら誰もが当たり前に経験する遊びや学び」に触れられる機会をつくることで、体験格差の是正を目指します。
あわせて、虐待の未然防止や、困り感の高い家庭を専門家へつなぐ橋渡しを行い、必要な支援へ切れ目なく接続します。
本プロジェクトは、託児支援・体験機会提供・セルフケア促進・専門支援への接続を一体的に行うことで、ひとり親家庭の親子の自立と、未来の選択肢を広げる環境づくりを支援し、「負の連鎖を断ち切る」ことを目的としたプロジェクトです。
支援の概要
ぴっぴシッターの活動を通じて、対象家庭には下記の支援を行います。
対象:児童扶養手当を受給している家庭 等
実施地域:浜松市内
1.ベビーシッター利用補助
浜松市には、小学生以下の子どもを預けたい家庭向けに「ファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)」や「ひとり親家庭日常生活支援事業」があります。
これらの制度は多くの家庭を支える一方で、対象要件や支援内容の制約により支援が届かない「制度の狭間」が存在します。
たとえば、
- きょうだい同時預かりが調整できないケース
- 保護者の急病・休息(レスパイト)目的の利用
などが該当します。
本プロジェクトでは、こうした狭間の支援を「ぴっぴシッター」が担い、ひとり親家庭や支援につながりにくい家庭がファミサポと同額で利用できるよう、利用料の差額を補助します。
これにより、経済的負担を増やすことなく、必要なタイミングで安心して預けられる環境を提供します。
| 保育 |
家事支援 |
|
|---|---|---|
| 支援内容 | 授乳、オムツ交換等の赤ちゃんのお世話。幼児・学童期の子どもの見守り。 | 簡単な家事 |
| 利用者負担額 | 1時間800円 (依頼は、30分単位) |
1時間1,000円 |
2.ひとり親家庭の子どもの体験教室実施
子どもたちが思い切り遊び、親たちは子どもを預け、あるいは一緒に遊ぶなどして、リフレッシュできる場を設けます。
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