転入ファミリーのための子育てライフ応援交流会
事業のきっかけとなった“気づき”
近年、虐待が増加傾向にあります。転入者などは身近なところに親戚や友人がいないということから、親子が孤立し、その果てに虐待という悲惨な現実を防止すること、里帰り出産後に浜松に戻ってから、一気にサポートが得られなくなり困惑する方をサポートすることなどを目的に、この事業を始めました。慣れない土地である浜松市で子育て生活を充実できるよう、友だちづくりのきっかけの場を提供し、転入者という共通点で理解し合い、お互いの悩みや子育ての情報交換ができるようにつながり合うことを目標にしました。
こんなことを実施しました
浜松で役立つ子育て情報を提供したり、自己紹介やワークショップを行ったりしながら、今後もつながれそうな仲間をとの交流を楽しみます。
これからに向けて
事業を開始してから4年目の2012年度には、「同窓会」を開催しました。転勤族の中にはすでに浜松市外に転出してしまった方も多かったのですが、中には、 浜松での子育てに魅力を感じ、転勤が今後あっても夫だけが単身赴任することにした人や、浜松に家を建てたというファミリーもありました。この交流会に参加した時には赤ちゃんだった子どもが、幼稚園に入園し、入園にあたってこの交流会で知り合った仲間たちと情報交換や相談ができ、心強かったという話を聞きました。また、同窓会では自分の参加していない交流会の参加者とも新しくつながり、さらに浜松での子育てライフを楽しく、充実させてくれそうです。
事業としては、現在も継続しています。「転入者」ならではの悩みを共感できることなどが好評で、2014年度からは浜松市子育て情報センターの指定管理事業に組み入れて開催しています。
実施期間
2009年11月~現在
事業形態
自主事業(2009年度は、中区がんばる地域の応援事業。2010年度からは自主事業。2014年度からは指定管理事業。)