事業のきっかけとなった“気づき”
2005年7月1日、12市町村が合併し、全国でも2番目に広い政令指定都市の浜松市となりました。
同じ浜松市内でも、北部と南部では気温や生活スタイルなどが大きく違います。将来の浜松市を担う子育てファミリーが、同じ浜松市民として、深く交流することにより、絆を強くし、浜松の良さを再認識し、浜松への誇りを高め、将来の浜松人の豊かな心と郷土愛を深めることを目的に、交流を図りました。
こんなことを実施しました
「まちの子ファミリー」「やまの子ファミリー」には、キャンプに先立ち、それぞれ事前研修を行いました。この経験は、普段比較的安全な生活をしているまちの子ファミリーにとっても、どんなことが危険で、危険性のチェックはどのように行い、どのように回避すればよいかを学ぶ機会となりました。水窪町の現地スタッフには現地の確認を、交流会当日の台風の影響などによる危険性も含め、十分行っていただきました。
その後、水窪町でキャンプを開催しました。川遊びや魚のつかみ取り、バーベキューを楽しむだけでなく、ミニ防災講座など、いざという時に役立つ知恵を学びました。参加家族は当日、事前講習会で作った 「家族名刺」を交換し、今後の交流につながるきっかけづくりとしました。水窪町の方による現地スタッフとしてのサポートもあり、世代間交流も楽しめるものとなりました。
これからに向けて
核家族が多いまちの子ファミリーにとって、やまの子ファミリーだけでなく、現地スタッフのようなおじいちゃん・おばあちゃん世代とのふれあいも、心穏やかに楽しく交流できるものとなりました。
まちの子ファミリーとやまの子ファミリーとの交流では、お互いの普段の生活の違いを知り、それぞれの良さを再認識し、浜松の素晴らしさに気づくことができたのではないでしょうか。
実施期間
2011年7月
事業形態
浜松市市制100周年記念事業100夢プロジェクト