このプロジェクトについて
2000年代前半、再就職を希望するママたちは、次のように複数の機関を訪れる必要がありました。
- 就職相談:ハローワーク
- 保育施設の情報や相談:ぴっぴ
- 保育施設の申し込み:区役所
これらに子ども連れで行くには荷物も多く、非常に負担が大きいものでした。そこで、ハローワーク、ぴっぴ、区役所が協力し、ワンストップで相談や手続きができる体制を作れないかと、当時の児童家庭課課長に相談しました。
その結果、ハローワークの協力を得て2009年に「子連れで行けるマザーズハローワーク」が浜松に開設されました。この施設では職業紹介・相談に加え、ぴっぴ用の保育相談スペースが週数回設けられるようになり、ハローワーク、浜松市、ぴっぴが連携してママたちの就職支援を開始しました。
また、広域な浜松市の特性を考慮し、子連れの親子が移動しやすい区役所(駐車場完備)で、ハローワークとぴっぴが出張相談を行う取り組みも始まりました。この出張形式が「出張マザーズ・コーナー」として委託事業化され、現在に至っています。
2024年以降、浜松のマザーズ・コーナーがマザーズハローワーク浜松に名称変更されたことを受け、講座名も「ママの働くための出張講座」に改めました。
事業内容
2時間の講座を各行政センターで実施します。内容は以下のとおりです。
- ぴっぴ:保育の現況、保育施設の探し方、ファミリーサポートの説明
- ハローワーク:就職活動に関する情報提供
さらに、毎回個別相談も受け付けています。講座は、5月から翌春の保育施設申し込みが始まる前までの期間に、各行政センター(旧区役所も含む7か所)で1回ずつ行います。公共施設を活用しているため駐車場の心配がなく、自宅近くで参加できるのが大きなメリットです。
開催概要
- 開催場所:中央区役所、浜名区役所、天竜区役所、西行政センター、東行政センター、南行政センター、北行政センター
- 時間:10:00~12:00
- 定員:20名程度
- 託児:20名程度(無料)
- ハローワーク失業認定対象
事業記録
取り組みの様子を運営ブログでお知らせしています。