事業のきっかけとなった“気づき”
子育て中の女性特有がんの検診率を上げるには、何が障害となっているのでしょうか。それについて調べ、要因をとり除き、検診受診率を上げることを願ってスタートしました。
こんなことを実施しました
子育て中の女性特有がん検診率が上がらないのはなぜかを調べるための、アンケート調査を実施しました。
結果から、各団体、医療関係者、企業、子育て世代の女性およびその家族等に対して、がんの早期発見・早期治療が大切であることと、検診の重要性を再確認してもらい、併せて子育て世代の検診受診に関わるための障壁について知ってもらう機会を作りました。
講座として、医療関係者を対象とした「家庭の医学 専門家編」、子育てサークルを対象とした「家庭の医学出前講座」、シンポジウムとして、ひろく一般を対象とした「がんを地域で考える」シンポジウムを実施。また、託児をつけて「子育て支援乳がん検診」を実施しました。
これからに向けて
子育て世代の検診率を上げるにあたって、周囲(家族、地域の人々など)の後押しも重要であることがわかり、地域との連携というテーマを確認できました。事業を通して、多くの人々や会、団体とのつながりができ、病院の中には託児付き検診を行うなど後押しをしてくれるところが増えてきています。
実施期間
2010年1月~2010年12月
事業形態
医療政策機構助成事業