このプロジェクトについて
防災を学んだ高校生が、オリジナルの防災ワークショップを企画立案し、未就学児や小学生など下の世代を対象に披露し防災を伝えるという一連の流れを体験する防災人材育成の取り組みが「浜松市防災ユース・アンバサダープログラム」です。遠鉄アシスト・ぴっぴ共同事業体として、浜松市防災学習センターのプログラム企画を担うぴっぴが、本プログラムの企画運営を担当しています。浜松市内の高校生に向け、約半年間にわたって講義やeラーニングを行い、最終的には高校生自らがオリジナルの防災ワークショップの企画及び運営ができるように指導を行っています。
事業の特徴
「浜松市防災ユース・アンバサダープログラム」は、アクティブラーニングによる実践的な学びで、これまで防災を教わる立場だった高校生が、防災を教える・伝える立場となり活動を進める点が大きな特徴です。防災学習や企画の参考になるようなプログラム専用のワークブックを発行し、高校生に1冊ずつ配布しています。
プログラムに参加する高校生は活動を通じて、防災に関する基礎知識の習得だけではなく、地域に貢献できるコミュニケーション能力やリーダシップ能力を向上させることができます。また、地域防災の担い手として主体的に防災教育の活動に参画することで、市民社会の能動的形成者としての資質および能力も育むことができます。
なお、本プログラムは、浜松市認可の活動であるため、プログラム修了時に浜松市から「浜松市防災ユース・アンバサダー」の認定証の交付がされます。
参加高校と参加年度
- 静岡県立浜松江之島高等学校(2021年度~2022年度)
- 浜松学芸高等学校(2021年度~)
- 静岡県立浜松湖北高等学校(2024年度~)
- 第一学院高等学校 浜松キャンパス(2023年度~)
(これまで延べ100人以上の高校生が参加)
活動内容
(1)防災学習(2)オリジナルワークショップの企画・準備(3)ワークショップの披露(4)振り返り会の順に、高校生と活動を進めています。月に1~3回程度の定期活動で、防災を伝える立場として最低限習得すべき基礎知識や災害に関する知識や身の守り方などの学習と、幼児や小学生など下の世代に災害時に自分の命を守る方法を伝えるためのオリジナル防災ワークショップの企画に取り組みます。ワークショップを披露した後は振り返り会を実施し、ワークショップの反省点やプログラム活動内容の振り返りに加え、活動内容や学んだ事項が、今後の生活にどのようにいかせるのか、地域の防災活動でどのような活躍ができるのかを振り返ります。
活動の様子
定期活動
オリジナル防災ワークショップの実施
- 2021年度:はま防~家 秋の防災教室 in 2021
日時:2021年10月31日(日)、11月7日(日) 10:30~11:30 - 2022年度:冬フェスタ2022~高校生・大学生からの挑戦状!~
日時:2022年12月10日(土)13:00~16:00 - 2023年度:静岡県総合防災訓練「ソラモで防災ワークショップ!」
日時:2023年9月3日(日) 9:00~15:00 - 2024年度:冬フェスタ2024~避難所ってどんなところ?どんなことが大変?~
日時:2024年12月21日(土) 13:00~16:00
浜松市防災ユース・アンバサダー認定証交付式
事業形態
指定管理事業:浜松市防災学習センター