新津公民館防災ワークショップ
事業のきっかけとなった“気づき”
近年起こっている大規模災害などの経験談からは、実際の現場では地域とのつながりによる「おたがいさま」の意識から、お互いに助けあえることの重要性が注目され、地域との日頃からのネットワークの構築が、いざという時に大きく役立つといわれています。
そこで、このワークショップでは、学んだ人が学んだことを実生活に役立てるだけでなく、地域の人に教え伝える役割を担えるようになることを目的としました。
地域で活動する団体に、「子どもを守るための防災ワークショップ」の指導者を養成し、要請されて指導者が地域で講師としてワークショップを開催し、地域における交流や情報のネットワークを構築することを願って開催しました。
こんなことを実施しました
まずは、新橋町東・西子ども会役員、新津地区社会福祉協議会、民生児童委員に向け、ぴっぴで継続的に行っている「子どもを守るための防災ワークショップ」の指導者となりうるための養成講座を開催しました。さらに、実際に新橋町東・西子ども会のメンバーに向けて、ワークショップを開催する実践の場を設け、みんなで学習しました。
子ども会役員を中心とした防災ワークショップ開催に当たり、指導できるように学ぶだけでなく、実際に開催に向けての準備なども、自分たちで考え行うことができました。参加した子どもたちが楽しく防災の知恵を学ぶことができ、もっと他にも学びたいという意見が多数あり、子どもたちが生き生きと学ぶようすからも、今回養成された指導者たちへの相乗効果が見られました。
これからに向けて
今回の事業を通して、子ども会と社会福祉協議会・民生児童委員との連携が深まり、今後の地域での様々な活動にもプラスの効果が表れると思われます。子ども会役員・社会 福祉協議会・民生児童委員など地域のキーパーソン自体が、地域でのつながりのあるべき姿に触れたことから、これをきっかけにさらに連携を強めたいというご意見をいただきました。
実施期間
2010年6月~8月
事業形態
新津公民館学習成果活用支援事業