熊本の乳幼児家庭につながる支援パックを届ける活動
事業のきっかけとなった“気づき”
平成28年4月14日、16日に起きた熊本地震は大きな被害を出しました。急遽、「つながる支援パック」を被災地の家庭に送ろうということとなり、熊本県 上益城郡嘉島町が受け入れ先となりました。そのために募金活動を開始し、熊本への物資配送を行いました。その後、それを追って現地に向かい検証してきました。
こんなことを実施しました
支援パックを届けるための募金活動を実施
FacebookやTwitterなどのSNSを使い、寄付金募集情報を掲載しました。また、できる限りの方にお知らせをして協力を願う電話をかけ続けました。寄付金募集の期間は約10日です。
物資の調達・梱包・輸送
バッグの中に入れる10品目を揃えなければなりません。企業に協力いただき、在庫を調べてメーカーから取り寄せてもらったり、どうしても足りない物はスタッフ同士で市内のあちらこちらを回って調達したりしました。災害が起きた途端、遠く離れた浜松でも急に不安になったのか多くの人々が品物を買ってしまったために、物資がなかなか集まらなかったので、梱包作業は物資を送り出す前日にすることになってしまいました。その後、急遽、ネット上で「つながる支援パック」のセッティングと梱包、翌日のトラックに積み込む作業などを手伝ってくれるボランティアを募集しました。輸送も道路が寸断されていて、宅配便などでは県内には行けても現地に到達する前の段階の集配所止まりという情報が入り、嘉島町のボランティアセンターに直接届けることができないことを知って運送することに難航しました。そんな折、静岡県ボランティア協会の紹介で、小山町の議会議員さんが「輸送ボランティア」を申し出てくださり東部からはるばる2トントラックを出して運送してくださる申し出をいただきました。とても感謝すべき出来事でした。
現地での検証
静岡県ボランティア協会・静岡県社会福祉協議会が派遣する災害ボランティアに参加して、現地に到着しているはずの支援パックの検証を行いました。嘉島町では、乳幼児家庭に情報提供がうまく発信されておらず、社協の建物の片隅に箱詰めのまま残っていました。この支援パックを配布することにして、健診に来ていた親子に必要数お渡しました。残りは菊陽町と被害も大きかった益城町に運び、担当の方々にお願いをして完了しました。
報告会
平成28年9月12日(月)に午前と午後の2回にわけて、ぴっぴが行った一連の熊本支援に関する寄付の御礼と報告、現地に赴いたスタッフが見てきた被災地の現状、これらの大災害の教訓から、つながる支援パックの効力を確信したものの、つながる支援パックをふだんからどう知ってもらったらよいのかを考えました。
これからに向けて
まずは、つながる支援パックにプリントされている「子どもがいます。」「アレルギーがあります。」を知ってもらうこと。そのための啓発を始めることにしました
実施期間
2016年4月~2016年9月
事業形態
自主事業